フェリーが移動手段から乗りたくなる時代へ――AIで創造してみたこんなフェリーどう?

壱岐・対馬・五島などの離島航路にとって、フェリーは単なる「移動手段」ではなく、地域の魅力を伝える大切な観光資源でもあります。

しかし現状では、「ただ乗って移動するだけ」という印象が強く、長時間の船旅を“楽しむ”という価値づくりは、まだ十分とは言えません。

もしフェリーの中に、もっと快適で魅力的な空間があったらどうでしょうか?

あったらいいな!?壱岐対馬航路フェリー「船内サービス10のアイデア」でいくつか個人的な思いつきを公開しましたが、先日、フェリーきずなに乗った際に、「船内の写真を撮ってAIで創造してみたら面白いんじゃない?」と思い立ち、実際にやってみました。

①メダルゲームコーナーをコワーキングスペースにしてみた

昔はけっこうやってる人がいる感じでしたが、今はスマホでゲームしたり、漫画や動画を見る人が増えてメダルコーナーはいつも空いている印象です。

早速コワーキングスペースに変えてみましょう!

▶Before

▶After☟

なんということでしょう、電源とWi-Fi(や有線LAN)があって、快適な仕事スペースに大変身。

2時間半もあればかなり仕事できそうです(有料スペースにしてよさそう)

②毛布貸し出しコーナーを壱岐焼酎バーにしてみた

毛布貸し出し後は特に稼働しないこの毛布貸し出しコーナー。なんとなくカウンターバーっぽかったので、壱岐焼酎カウンターにしてみましょう。

▶Before

▶After☟

毛布を貸し出しした後は、壱岐焼酎バーに変わるスタイル。自然と島民と観光客のコミュニケーションも生まれそうです。

販売だと許可が大変そうなので、運営上は無料で試飲ができる感じがいいでしょうね。

間違いなく、「飲みすぎ注意」です。

③航路モニタースペースを観光情報コーナーにしてみた

続いて、航路表示モニターのある場所を観光情報モニターとブックスペースにしてみましょう。

▶Before

▶After

2時間半の船の中でパンフレット見たり、観光モデルコースを調べたりと旅がよりワクワクになりそう。

「奈緒子」や「アンゴルモア」といった壱岐対馬にちなんだ漫画も置いて欲しいですね。

④デッキスペースをちょっとおしゃれなカフェ風にしてみた

日中風のない日はデッキスペースがカフェスペースになるといいなあと妄想してみました。

▶Before

▶After

テーブルやイスは鎖等で固定する必要がありそうですが、海を眺めながらコーヒータイム。

なんて、優雅なひとときが過ごせるかもしれません。

⑤デッキの座席スペースを待合所スペースにしてみた

デッキにある座席スペースは風もあたるので、ここに座る人は多くはいません。タバコを吸う方がいるイメージ。

せっかくなので風を避けられるように考えてみました。

▶Before

▶After

これだと風を遮ることができて、乗客も安心して過ごせそうです。イス席じゃなくて、キッズスペースにしてもいいかもです。

外なら多少騒いでも問題になりませんしね。

船に乗ること自体が楽しみになる時代に


上記はアイデアの一例ですが、船に乗ること自体が楽しみになれば、フェリーの価値は大きく変わります。

特にインバウンド観光客や、ゆったりと旅を楽しみたいシニア層にとって、「移動時間」は無駄ではなく、「旅の一部」。

飛行機のように早く着くことだけが価値ではありません。

あえて時間をかけて移動することで、その土地への期待感が高まり、旅そのものの満足度が上がる。

フェリーには、そうした「時間を楽しむ」という大きな可能性があります。

また、船内で地域の特産品を紹介したり、観光案内を充実させたりすることで、到着後の消費行動にもつながります。

フェリーが観光の入口になれば、島全体の経済効果も広がっていきます。

もちろん、実際に船舶を改装するには、船舶法や安全基準、避難導線の確保、消防設備、酒類提供に関する法令など、さまざまなルールや許可が必要になります。

今回のイメージは、あくまでAIによる提案であり、現実には多くの制度設計や調整が必要です。

それでも、「こうなったらもっとフェリーや船旅が楽しくなる」という発想は、とても大切だと思います。

長い移動時間も苦にならない。

むしろ「また乗りたい!」と思える。

フェリーの船内魅力が上がれば、観光客の満足度は確実に上がり、離島航路そのものの価値も高まっていくはずです。

これからのフェリーは、「運ぶ船」ではなく、「選ばれる船」へ。

フェリー自体の個性がキラリと光る時代になって欲しいですね。

もっと島民と本土の人の「きずな」を深めるフェリーに。

そんな未来を、もっと自由に、みんなで考えてみませんか?

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