「県内21市町の首長は誰推し?」で試算してみた長崎県知事選2026動向

※本記事は特定候補の支持・不支持を目的としたものではありません。
※世論調査ではなく、筆者が任意に設定した仮定条件による数値モデルの例示です。実際の支持動向や投票結果を示すものではありません。
※本記事は公職選挙法に定められる選挙運動や世論調査公表とは性質の異なる「評論・分析サンプル」です。
※記事中の有権者数は過去データ等を利用しており、誤差が生じます。

現在行われている長崎県知事選挙について、報道とは切り離し、単純な仮定モデルによる票の配分イメージを試算してみた。これは選挙情勢の予測ではなく、「ある条件を設定すると、数字上はどう配分されるか」を確認・推測するための思考実験の一種です。

■ 今回設定した仮定条件

21市町ごとの有権者数を、次のような単純ルールで機械的に分配した。今回の候補者は3名だが、報道等より接戦している2候補に絞って話を進めることとする。

①首長の政治的スタンスと同方向に動く層 60%
②反対方向に動く層 30%
③表明してない場合は、45%ずつ
④その他(第3候補・無効等を含む想定層) 10%

これは実態を示す数値ではなく、「首長の姿勢が地域の政治的空気の参考材料になり得る」という仮定を数値化したものにすぎません。

■ モデル上の積み上げ結果

この仮定を全市町に当てはめると、票の配分イメージは以下の構成になった(以下の表、参照)

※各首長の動向については、報道やSNS等から判断したもので、事実と異なる点がある可能性もございます(予めご了承ください。)

市町名首長名推し有権者数大石氏平田氏その他
長崎市鈴木 史朗平田氏383,418115,025230,05138,342
佐世保市宮島 大典大石氏230,873138,52469,26223,087
島原市古川 隆三郎平田氏42,64112,79225,5854,264
諫早市大久保 潔重平田氏133,93840,18180,36313,394
大村市園田 裕史平田氏98,65829,59729,5979,866
平戸市松尾 有嗣大石氏28,53717,1228,5612,854
松浦市友田 吉泰大石氏20,98312,5906,2952,098
対馬市比田勝 尚喜大石氏27,82116,6938,3462,782
壱岐市篠原 一生大石氏24,36014,6167,3082,436
五島市出口 太大石氏34,49120,69510,3473,449
西海市瀬川 光之大石氏21,11812,6716,3352,112
雲仙市金澤 秀三郎33,53715,09215,0923,354
南島原市松本 政博平田氏32,1829,65519,3093,218
長与町吉田 愼一平田氏38,72211,61723,2333,872
時津町山上 広信28,76812,94612,9462,877
東彼杵町岡田 伊一郎大石氏7,2224,3332,167722
川棚町波戸 勇則大石氏12,3047,3823,6911,230
波佐見町前川 芳徳大石氏13,7808,2684,1341,378
小値賀町西村 久之平田氏1,9415821,165194
佐々町浜野 亙大石氏10,9086,5453,2721,091
新上五島町石田 信明14,4956,5236,5231,450
合計1,240,697513,448573,582124,070
投票率0.43220,783246,64053,350

※上記は実際の支持率や得票見込みではなく、仮定条件を当てはめた場合の計算結果である。
※投票率は前回県知事選挙をベースに投票総数との比較や今回の衆院選同日選挙も考慮し0.43とした。

■ メディア速報とこのモデルの違い

報道各社が伝えている動向調査は、その時点での得票状況や地域傾向を整理した情報であり、最終結果を断定するものではない。

一方、本記事の数値は、任意の前提条件を置いた数値シミュレーションの例であり、速報報道とは性質が異なる。両者は役割が違う情報である。

とはいえ、現在、メディアが報じる情勢と近しい結果が出た結果にはなった。

やはり本選挙の肝は、「人口の多い都市部でいかに票を集めるか」にかかってくると感じる。

https://www.nishinippon.co.jp/item/1453482

■ 首長支持の影響について

地方選挙では、現職首長や元首長の支持表明が地域の政治的空気に一定の影響を与える場合があるとされる。一方で、それがそのまま得票に直結するとは限らず、投票率や無党派層の動きなど他要因の方が結果を左右することも多い。

今回の選挙では、現職首長だけでなく、大規模自治体の元首長の地元有力者が新人候補を応援している点も一つの特徴といえる。首長層の構図が一方向に固定されていないことは、選挙全体の動きを単純化しにくい要素の一つと見ることができる。

■ このモデルが考慮していない要素

本試算は単純化のため、以下の要素は含めていない。

・実際の投票率
・政党・団体の組織票
・候補者個人の知名度や地盤
・年齢層別の投票傾向
・期日前投票の動き

したがってこれは、「一つの仮定を置いた場合の計算例」にすぎず、選挙結果を示唆するものではない。

■ まとめ

今回の試算は、選挙を予測するものではなく、「前提条件を変えると数字の見え方がどう変わるか」を確認するための分析サンプルである。

選挙の実際の結果は、有権者一人ひとりの判断の積み重ねによって決まるものであり、数値モデルだけで確定するものではない。

■ 最後に

数字は条件で姿を変える。

そして、投票はそれぞれの各有権者の自由意思で行われる。

4年前の県知事選挙はわずか541票差。今回も接戦が予想される。

しかし、結果がどうなろうと、首長の推し推さないの結果が選挙後の県政運営に影響してはならないし、各候補者の想いや理念には心から敬意を表する。

また、長崎県の反映を望む意見は選挙の如何関係なく、皆の総意であると考える。

上部へスクロール