7月20日に行われた壱岐市議会議員選挙(2025)の開票結果が確定しました。
今回の選挙では、定数16に対して18人が立候補し、新人2人が当選、他は現職が再選という結果になりました。
注目されたのは、これまで議会を支えてきた高齢議員の引退と、それに伴う“票の動き”、そして市民の間に芽生えた「新しい政治への期待」です。

トップ当選は新人のさかい真吾氏、最年少・菊池弘太氏(36歳)も当選!
開票結果で最も話題となったのは、さかい真吾さん(52歳・新人)のトップ当選(1,328票)です。
酒井さんは、かつて鵜瀬議員・市山議員らが地盤を築いていた八幡・諸吉地区で多くの票を集めた模様。長年地域に根ざした人脈と活動をベースに、期待が集まったと推測します。
また、もう一人の新人当選者が菊池弘太さん(36歳)。今回の市議選で最年少、移住1年目というハンデもありましたが、「現状を変えて欲しい」という市民の声の受け皿として、支持者無党派層や若年層の選択肢になったのではないか。また、前回出馬した森俊介氏の支援者の一部がそのままスライドした可能性もあると推測しています。
ベテラン議員の引退が生んだ“地殻変動”
今回の選挙では2人の高齢ベテラン議員が引退し、その地盤をどう継承するかが鍵となりました。
その中で、
- 「票を引き継いだ」候補
- 「地盤が分散し苦戦した」候補
- 「浮動票を取り込んで新たな流れを作った」候補
と、それぞれに明暗が分かれる結果となりました。
内訳はわかりませんが、無効票も196票もあり、投票すべき候補者がいなかったという有権者もいたのかもしれません。
投票率ダウンと静かな選挙──“盛り上がらなかった選挙”の先に何が見えるか?
今回の選挙は、前回の投票率75.41%から71.12%と4ポイント投票率が下がりました。
各候補の活動が限られた地域で行われていた印象が強く、「市全体で選挙が行われている」、「選挙が盛り上がっている」といった空気はあまり感じられませんでした。
- SNS活用は一部の候補のみ
- 公開討論会や政策比較の機会がほぼゼロ
- 地元掲示板中心で情報が広がらなかった
つまり、「候補者の姿が見えづらかった」ことが、関心の低さ→投票率の低下に繋がったと考えられます。
また、今回は参議院補欠選挙(長崎県選挙区)も同日に実施されました。国政選挙と重なったことで、逆に“市議選の存在感”が埋もれてしまったという見方もあります。前回の市議選挙と違って、立候補者が少なかったことも要因の一つでしょう。

壱岐の未来は、あなたの“関わり方”で動き出す。
近年、壱岐市の選挙での投票率は下降し続けています。2013年までは80%を超える投票率を誇っていましたが、今や70%を切ろうとする状態です。
これを「無関心」と切り捨ててしまうのは簡単です。私たちは、そこに市民との“接点の不足”や“情報の不足”があったのではないかと感じています。
・選挙が見えなかった。
・候補者がよくわからなかった。
・自分の1票が何を変えるのか、想像できなかった。
だからこそ、次の選挙では、こんな取り組みがもっと必要だと私たちは考えます。
・候補者の政策を比較できる、わかりやすい情報の発信
・若い世代に届く「投票したくなる」きっかけ作り
・“選挙で何が変わるの?”を、地域の中で話せる場をつくること
そのひとつひとつが、壱岐の未来を変える力になります。
ぜひ、あなたの声を聞かせてください。
「今回の選挙、どうだった?」
「どこにモヤモヤした?」
「次は、どんな選挙にしたい?」
コメントでも、SNSでも、日常の会話でも。
あなたのその一言が、次の選挙の風を変えるかもしれません。
私たち「壱岐市みんなの政治」は、これからも壱岐の皆さまと共に。
壱岐の政治が“みんなのもの”になることを願って、これからも活動していきます。